~金属火災専用消火器という選択~
消防用設備点検でも、めったに見ることはない黄色い消火器。
赤い消火器は誰でも知っています。
でも、黄色い消火器を知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。
黄色い理由
黄色はデザインではありません。
これは、
「金属火災専用」
であることを示しています。
金属火災とは?
例えば
- マグネシウム
- ナトリウム
- カリウム
- リチウム
- チタン

などの可燃性金属が燃える火災です。
消防法では、禁水性物質として第3類に分類されています。(チタンは粉末が2類、リチウムはアルキルリチウムとして分類されています。)
なぜ、普通の消火器ではダメ?
水をかけると
爆発的に反応したり、水素が発生して燃焼が激しくなる場合や爆発の危険性があります。
そのため、
ABC粉末消火器では対応できない場合があり、
金属火災専用の消火器が必要になります。
※粉末消火器が全く効果が無いというわけでありません。
(東京消防庁 平成27年 消防技術安全所報第52号参照)
どこに設置されている?
- 金属加工工場
- リチウム電池を制作する工場
- 研究施設
- 大学など
一般の事務所や工場ではほぼ見ることはありません。
まとめ
消火器は「赤いもの」と思われがちですが、
火災の種類によって使う消火器は異なります。
黄色い消火器を見る機会はほぼ無いかもしれません。
しかし、
「火災には種類があり、それに応じた備えが必要である。」
という事を知るきっかけになればと思います。
消防用設備は「設置されていること」だけでなく、「その設備がなぜ必要なのか」を知ることも、安全につながります。
