「防火管理者を選任してください」と言われたものの、
- どの講習を受ければいいの?
- 甲種と乙種は何が違うの?
- 費用はいくら?
- どこで申し込めるの?
と疑問に思う方も多いでしょう。
防火管理者になるためには、建物の用途や規模に応じた講習を修了する必要があります。
この記事では、防火管理者講習の種類や受講方法、講習日数、費用の目安まで、初めての方にもわかりやすく解説します。

防火管理者講習とは?
防火管理者講習とは、防火管理者として必要な知識や技能を身につけるための講習です。
一定規模以上の建物では、防火管理者を選任する義務がありますが、その多くは講習を修了した方が選任されます。
講習では、
- 消防法
- 火災予防
- 消防用設備
- 消防計画
- 消火・避難訓練
- 防火管理の実務
などを学びます。
防火管理者講習にはどんな種類がある?
主な講習は次の3種類です。
① 甲種防火管理新規講習
比較的大きな建物や特定防火対象物など、多くの建物で必要となる資格です。
② 乙種防火管理講習
比較的小規模な建物で防火管理者となる場合に受講します。
③ 防災管理講習
高層建築物や大規模建築物など、防災管理者の選任が必要な建物で必要となる講習です。
甲種・乙種の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
(内部リンク)
「甲種防火管理者と乙種防火管理者とは?」
講習日数の目安
| 項目 | 甲種 | 乙種 |
|---|---|---|
| 講習日数 | 2日間 | 1日間 |
| 選任できる建物 | すべての対象建物 | 一定規模以下の建物 |
| 修了後 | 幅広い建物で選任可能 | 小規模建物に限定 |
講習費用の目安
講習費用は実施機関によって異なりますが、おおむね数千円から1万円程度です。
最新の受講料は、お住まいの地域の講習実施機関で確認してください。
・大阪市の場合は、大阪市の防火管理者講習費用は、甲種新規8,500円、甲種再講習5,000円、乙種6,500円、防災管理新規6,500円、防火・防災管理新規10,000円、防火・防災管理再講習5,000円(税込、テキスト代込)です。ちなみに、会場受講だけでなく、オンライン講習も受講できます。→サイトはこちらからどうぞ
・一般財団法人日本防火・防災協会は、甲種新規8,000円、甲種再講習7,000円、乙種7,000円、防災管理新規7,000円、防火・防災管理新規10,000円、防火・防災管理再講習7,500円(税込、テキスト代込)です。こちらも、オンライン講習も実施しています。→サイトはこちらからどうぞ
講習はどこで受講できる?
防火管理者講習は、都道府県や地域によって実施機関が異なります。
大阪府では、一般財団法人日本防火・防災協会や大阪市消防局、各消防本部なども実施しています。
受講日程や申込方法は各実施機関のウェブサイトなどをご確認ください。
修了証に更新は必要?
一般的な甲種・乙種防火管理講習の修了証は、一度取得すると更新制度はありません。
ただし、高層建築物など一定の建物では、再講習が必要となる場合があります。
防火管理者講習を受講する前に知っておきたいこと
講習を修了しても、自動的に防火管理者になるわけではありません。
管理権原者から正式に選任され、消防署へ選任届を提出することで、防火管理者としての業務が始まります。
- 防火管理者講習は誰でも受講できますか?
-
受講資格は講習区分などにより異なります。詳細は実施機関の募集要項をご確認ください。
- 更新は必要ですか?
-
通常の甲種・乙種防火管理講習修了証に更新制度はありません。
- 修了しただけで防火管理者になりますか?
-
いいえ。講習修了後に、管理権原者から選任され、消防署へ選任届を提出することで防火管理者となります。
- 講習を受ければ甲種・乙種のどちらにもなれますか?
-
甲種講習を修了した方は、甲種防火管理者として選任できる範囲に加え、乙種防火管理者の対象となる建物にも選任できます。
まとめ
防火管理者講習は、防火管理者として必要な知識を学ぶための重要な講習です。
建物の用途や規模に応じて、甲種または乙種講習を受講し、修了後は管理権原者から選任を受けて、防火管理業務を適切に行うことが求められます。
防火管理者の選任や消防計画でお困りではありませんか?
防火管理者講習を修了した後も、
- 選任届の提出
- 消防計画の作成
- 防火管理維持台帳の整備
- 消防訓練の実施
など、多くの実務があります。
Safety Design(セーフティデザイン) 防災行政書士事務所では、防火管理者業務を総合的にサポートしています。お気軽にご相談ください。

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