防火管理者について調べていると、
- 「甲種と乙種は何が違うの?」
- 「自分の建物はどちらが必要?」
- 「甲種を取得すれば乙種も兼ねられるの?」
このような疑問を持つ方は少なくありません。
甲種防火管理者と乙種防火管理者は、どちらも防火管理者ですが、選任できる建物の規模や用途に違いがあります。
甲種と乙種の違いは「選任できる建物」
最も大きな違いは、防火管理者として選任できる建物の範囲です。
- 甲種防火管理者:すべての防火対象物で選任可能
- 乙種防火管理者:比較的小規模な防火対象物に限定
つまり、大規模な建物や一定規模以上の特定防火対象物では、甲種防火管理者の選任が必要になります。

防火管理者が必要な建物とは
甲種防火管理者と乙種防火管理者の比較
| 項目 | 甲種 | 乙種 |
|---|---|---|
| 選任できる建物 | すべての対象建物 | 一定規模以下の建物 |
| 特定防火対象物 | ○ | 条件付き |
| 非特定防火対象物 | ○ | 条件付き |
| 講習日数 | 2日 | 1日 |
| 小規模建物 | ○ | ○ |
| 大規模建物 | ○ | × |
甲種防火管理者とは
甲種防火管理者は、防火管理者の資格区分の中で最も広い範囲を担当できます。
ホテル、病院、福祉施設、飲食店、商業施設、学校など、大規模な建物や一定規模以上の建物では、甲種防火管理者を選任しなければなりません。
講習は通常2日間で行われ、防火管理に関する幅広い知識を学びます。
乙種防火管理者とは
乙種防火管理者は、小規模な防火対象物を対象とした資格です。
比較的小規模な店舗や事務所などでは、乙種防火管理者でも選任できる場合があります。
講習は通常1日で修了します。
ただし、すべての建物で選任できるわけではありません。
どちらが必要になるの?
建物によって必要な資格は異なります。
判断基準となるのは、
- 建物の用途
- 特定防火対象物かどうか
- 収容人員
- 延べ面積
などです。
そのため、「人数だけ」で決まるものではありません。
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迷ったら甲種を取得する方が安心
これから資格を取得する場合は、甲種防火管理者講習を受講する方が、多くの建物で対応できるため安心です。
将来的に勤務先や担当施設が変わっても、新たに資格を取り直す必要がないケースが多くなります。
よくある質問(FAQ)
- 甲種防火管理者があれば乙種の建物も担当できますか?
-
はい。甲種防火管理者は、乙種防火管理者が担当できる建物も含めて選任できます。
- 乙種防火管理者では大きな建物を担当できますか?
-
できません。乙種防火管理者が選任できる建物には法令上の制限があります。
- 甲種講習は難しいですか?
-
専門知識がなくても受講できます。講習では、防火管理制度や消防計画、避難訓練などの基本を学びます。
- 自分の建物が甲種なのか乙種なのか分かりません。
-
建物の用途や収容人員、延べ面積などによって判断します。迷った場合は消防署や専門家へ相談することをおすすめします。
まとめ
甲種防火管理者と乙種防火管理者の違いは、選任できる建物の範囲にあります。
どちらが必要になるかは、建物の用途や規模によって異なります。
建物に適した資格を選任し、消防計画の作成や訓練などを継続して実施することが、安全な施設運営につながります。
防火管理者の選任や資格区分でお困りではありませんか?
「甲種と乙種のどちらが必要か分からない」
「防火管理者を選任したいが届出方法が分からない」
「消防計画もあわせて見直したい」
このようなお悩みがありましたら、Safety Design (セーフティデザイン)防災行政書士事務所へお気軽にご相談ください。
消防士・消防設備士・行政書士としての経験を活かし、建物の状況に応じた防火管理をご支援します。
